nagayakoji

2025/08/29 09:37

夏終わりの体と、秋に向けての養生ポイント


夏の終わりをどうお過ごししていますか?養生家 鈴です。
お盆を過ぎた夕暮れ、日差しはやわらいできたのに、体の芯にはまだ熱が残っているような感覚はありませんか?

海やプール、花火やお祭り──夏らしい遊びを満喫したあとの子どもたちのほほは、うっすらと日焼けし、少しだけ疲れが見える今日。
私も同じように、気づけば足が重く、朝の目覚めがゆっくりになっている感覚です。
そんな“夏の終わり”は、楽しい思い出と同時に、知らず知らずのうちに体と心のエネルギーをたくさん使っている季節です。

ー夏終わりの体と、秋に向けて 

昼間はまだ汗ばむ暑さなのに、朝夕はふっと涼しい風が混じるようになってきました。
この少しの温度差に、体はすでに秋への準備を始めています。
でも、真夏の強い日差しや外遊びで汗をかき続けた体は、水分やミネラルだけでなく、動くための力を少しずつ使い切ってしまっています。
さらに、冷たい飲み物やアイスで冷えた胃腸は、消化もゆっくりになり、だるさや肌の乾燥につながります。

秋に向けて意識したいのは

”冷えた体を少しずつ温め直すこと”

”潤いを補い、乾燥を防ぎやさしくエネルギーをチャージすること”

身体を満たすやさしい養生ドリンクが、「甘酒」です。

甘酒の力
“飲む点滴”とも呼ばれる麹甘酒は、ブドウ糖・ビタミンB群・アミノ酸が豊富で、疲労回復や肌の再生にも役立ちます。
アルコールを含まないので子どもも安心して飲め、冷やしても温めても美味しいですが、夏の終わりは常温〜ぬるめで飲むのがおすすめ。
冷たい飲み物に慣れた体を、少しずつ常温に戻すことが、秋の不調予防につながります。

ー甘酒アレンジレシピ
・甘酒+植物性ミルク+きなこ
 たんぱく質と潤いを補い、朝食代わりにも。

・甘酒+すりおろし梨+レモン
 体の熱をやさしく冷ましながら、秋の乾燥ケア。

・甘酒+すりおろし生姜+シナモン
 胃腸を温め、冷えやすい方におすすめ。


夏を駆け抜けた体には、休息とやさしいエネルギーが必要です。
強い日差しや賑やかな時間の中で、私たちは思っている以上に体も心も力を使い切っています。
だからこそ、夏の終わりは“回復の時間”を意識的につくることが大切になります。

台所で作る一杯の甘酒ドリンクは、疲れをそっと包み、胃腸をやさしく温め、肌や髪にも潤いを届けます。
それは単なる飲み物ではなく、自分や家族を思いやる小さな儀式のよう。

季節は静かに秋へと歩みを進めています。
今日の一杯が、夏をがんばったあなたへのご褒美になり、次の季節を軽やかに迎える力になりますように。

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